前編に引き続き証券化商品の中でも代表的な資産クラスであるCLOを取り上げる。後編では、まずCLOの相対価値について考えてみたい。
1.CLOの相対価値
(1)リスク・リターン特性
CLOはストラクチャーによる強固な下方耐性と変動金利アセットとしての金利耐性を併せ持つ。加えて、その複雑性から市場の非効率性が生じやすい資産クラスであり、その結果として図表6の通り、ヒストリカルで各トランシェにおいて優れたリスク・リターン特性を示している。特にAAAトランシェにおいては、短期の米国投資適格社債と同程度のボラティリティ水準でより高いリターンとなっている点は注目すべきである。
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