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金融政策分析レポート「セントラル・バンク・ウォッチャー:注目の広がり

2022年5月25日
ロベコ・ジャパン株式会社

ロベコは3月に公表した「セントラル・バンク・ウォッチャー」において、債券市場では、足元のロシアによるウクライナへの軍事侵攻とサプライチェーンの混乱に関連したショックを吸収する中で、「スタグフレーション(’stagflation’) 」に関して「景気停滞(’stag’)」よりも「インフレ(’flation’)」が注目されていると指摘しました。3月から4月にかけては、このような構図が概ね定着していたものの、足元で顕著な変化が見られるようになりました。

一例を挙げると、FRBによる利上げを織り込む市場の動きは極めて速いペースで進んできましたが、パウエル議長の発言が過度な利上げ懸念を払拭したこともあり、最近では安定しつつあります。また、イングランド銀行は5月の金融政策委員会において、予想より小幅な利上げにとどめると同時に、英国経済が景気後退入りする可能性について懸念を表明しています。

「インフレ(’flation’)」に対する注目が薄れていないことは確かですが、経済成長リスクに対する注目の高さも鮮明になっています。

要点

  • FRB:利上げのペースを模索
  • ECB:賽は投げられた
  • 中国人民銀行:利下げを求める声に抵抗
  • 日本銀行:大規模な政策変更は想定外



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お問い合わせ

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TEL  03-4589-5570 

Eメール japan.sales@robeco.com

ウェブサイト www.robeco.jp

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