低金利環境でも妙味ある米国モーゲージ債市場の投資機会を Semper Capital Management が動画で解説!
1992年に米国ニューヨークで設立されたSEC登録の投資顧問会社である Semper は、MBS のアクティブ運用において長年の経験を積み上げ、その専門性を極めている数少ない運用会社のうちの一社です。この領域の大半を占めているプレーヤーはヘッジファンドですが、Semper はロングオンリー戦略を強みに、個人投資家向けミューチュアル・ファンド(投資信託)から、年金基金や州政府等の機関投資家のニーズに合わせたマネージド・アカウントによる運用、そして適格投資家向けの絶対収益型ファンドまで、幅広い投資家層に米国モーゲージ債市場での収益機会を提供しています。
Semper の素晴らしさ(組織やそのユニークな運用手法など)をご紹介するストーリーはいろいろあり、それらのエピソードをここでシェアするのも一つの方法でしょう。しかし、今回はそうした直接的なご案内ではなく、彼らが主戦場としている米国モーゲージ債市場について、Semper の最高投資執行者(CIO)であるトム・マンデル氏とクレジット証券化及びトレーディング部門のヘッドを務めるライアン・ビィアネッサー氏が特別に日本の投資家のために作成した解説ビデオ動画を皆さまにシェアさせていただきます。これをご覧いただくことで、彼らの素晴らしさを感じ取っていただけると思います。
ご存じの方も少なくないとは思いますが、米国モーゲージ債市場は発行残高が2021年第2四半期時点で11.7兆ドル(約1,280兆円)と、米国債(Treasury)の21.7兆ドル(約2,390兆円)に次ぐ大きさで、米国社債市場よりも大きく、従って流動性も非常に豊富な市場です (*2)。国債(ソブリン)市場は世界的に利回りが低下しており、米国債も例外ではなく30年物金利がこの9月中はほとんど2.0%を下回る水準と、これまでのような十分なリターンを得られる領域ではなくなってしまってます。一方の米国モーゲージ金利は、同じく30年物でちょうど3.0%前後での推移と、それなりの利回りを期待できる環境が残っています (*3)。そして、さらに重要なのは、米国モーゲージ債市場の特性として、歴史的に米国債市場よりリスク調整後リターンが高いという点が多くの識者によって示されています。こうした状況にもかかわらず、アクティブ運用の専門性を持つ投資家が意外に少ないため、この市場を得意とする経験豊富なマネージャーにとって非常に妙味のある市場なのです。Semper はまさにそうした米国モーゲージ債のエキスパートとして、長年の投資経験を有するMBS専門運用会社の代表格であると認識されています。
なぜ市場の大きさに比べてアクティブ運用を専門とする投資家の数が相対的に少ないのでしょうか? その一番大きな理由は、やはりモーゲージ債の“複雑さ”によるところが大きいと思われます。また、2008年のリーマン・ショックで金融危機を引き起こした原因のサブプライム・モーゲージ証券の痛々しいイメージ残像が強く投資家の中に残っているようで、一度大きく健全性が損なわれた市場に対する“近寄り難さ”のような感覚もあるかもしれません。だからこそ、Semper のようにこの市場に精通している投資家にとっては魅力的な機会を存分に享受できるのだと言えるわけです。
米国モーゲージ債市場について解説するこのビデオ動画では、一般的な債券と異なる複雑感のあるMBSの特徴を、エージェンシー債とノン・エージェンシー債の違い等も含めて分かりやすく説明しています。さらに、 Semper がその市場でどのように収益源を定めてリターンの獲得を狙った投資行動をしているか、また、サブプライム問題で混乱した米国モーゲージ債市場において、次世代型とも言える新しいモーゲージ証券が登場した背景と、それらが発行・取引されている今日の環境やその仕組みなどもカバーしました。
今回、こちらの記事でご覧いただくのは、4回に分けられたそれぞれ30~45分ほどの動画シリーズ「Semper Capital Management 連続ウェブセミナー」(第4回目は準備中)の第1回目、その冒頭約8分のショートクリップです。著作権上の理由から、残念ながらここでは全てをご覧いただくことが出来ないため、まずはショートクリップをご覧いただき、第1回目の残りの部分、さらには第4回目まで本編全部のご視聴をご希望される方は、こちらのフォーム(←)にコンタクト情報をご登録いただく (*4) か、または、下に示してあります弊社の代表連絡先メールアドレス(info)へ直接お問い合わせください。すでに弊社からコンタクトさせていただいている方々の中で、これらのビデオ動画をまだご覧になっておらず、ご視聴を希望される場合は、お手数ですが弊社スタッフまでご一報をお願いいたします。
第1回:エージェンシーMBSと米国住宅市場
第2回:ノン・エージェンシーMBS
第3回:CRT債(信用リスク移転債) → 次世代型と云われる証券です
第4回:MBSポートフォリオ構築【予定】
是非ご遠慮なく活用していただけましたら幸いです!
(*1) 第一弾は9月16日にリリースした Graham Capital Management のご案内で、こちらは弊社設立以来のアンカークラアント故にいの一番で登場してもらいましたが、今回の第二弾以降その登場順序においておすすめ順などのメッセージ性は特になく、順不同でのご紹介となっています。
(*2) 出所:SIFMA(米国証券業金融市場協会)
(*3) 出所:Mortgage Daily News による30年固定金利で表示
(*4) リンクが貼ってある色付きの文字へカーソルを重ねますとカーソルが指マークに変わり、そこでクリックしていただきますとリンクへ移動します。
ご質問: info@soleilglobaladvisors.com
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