【プレキン】国内VCのパフォーマンスベンチマークを公開
2021年8月11日
Preqin(プレキン)
Preqinは、2021年5月、一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会(以下JVCA)と共同で国内ベンチャーキャピタル(VC)を対象とした第3回ベンチマーク調査を実施しました。第3回調査では、JVCA会員42社から、計120本分のファンドデータ提出があり、参加企業/ファンド数は前年比3社/19本の増加となりました。カバレッジは、金額ベースで国内VC市場全体の6割と、引き続き高い水準を維持しています。
ベンチャーキャピタル(VC)ファンドは、2010年から2015年までのほぼすべての期間において、日本の株式市場(TOPIX)を大きく上回るパフォーマンスを示しました。
また、2010年から2015年までのすべてのビンテージにおいて、ネットマルチプル中央値は1.5~4倍、ネットIRR中央値は14~30%と、近年のパフォーマンスを継続していることがわかりました。
新型コロナウイルスの流行により、国内VCによる新規ファンド組成は2020年に全体的に減速し、このベンチマークに参加しているファンドのキャピタルコールは前年比20%減の1,162億円となりました。一方、エグジット活動はIPO市場の好調を背景に加速し、分配金は前年比で約40%増加し、2020年には962億円に達しました。
今回よりPMEベンチマークを追加し、引き続き、ネットIRRやネットマルチプルといった主要なパフォーマンス指標に加え、業界全体の資金動向や平均的なLPキャッシュフローのモデルを併せて提供しています。
▼国内VCパフォーマンスベンチマークの詳細はこちら▼
https://go.preqin.com/l/909852/2021-08-10/4k3bw
ピックアップ
よく見られている記事ランキング
-
セミナーレポート幕開けした「アジリティの時代」2024年の運用テーマと投資機会【後編】
Web限定 セミナーレポート 市場見通し -
セミナーレポート幕開けした「アジリティの時代」2024年の運用テーマと投資機会【前編】
Web限定 セミナーレポート 市場見通し -
藤原延介のアセマネインサイト ◎新NISAの拡大とともに期待される確定拠出年金市場
Web限定 企業年金 法律・制度 資産運用立国 -
金融庁の“エース”今泉氏が語る、「運用立国」で年金運営を支える金融機関に求められる対応とは?
Web限定 企業年金 資産運用立国 金融庁 -
連載 小倉邦彦の資産運用時事コラム(特別編)第13回 ”モーサテ”でおなじみ 高千穂大学・内田稔教授に聞く各国金融政策と「もしトラ」で波乱含みの2024年金融市場の展望
Web限定 寄稿 資産運用時事コラム -
連載 小倉邦彦の資産運用時事コラム第9回 フォローの風に乗るプライベートデットの最新動向を探る後編:ダイレクトレンディングに関する井戸端会議 ~ 最新動向を議論する
Web限定 寄稿 資産運用時事コラム -
連載 新任常務理事のための年金運用基礎講座第8回 オルタナティブ投資 【後編】~低流動のプライベートアセット投資~
Web限定 寄稿 新任常務理事のための年金運用基礎講座 -
連載 プライベートアセットが「ぐっと身近」になる基礎知識
第4回 資産クラス編③「プライベートデット」Web限定 プライベートアセット プライベートデット 企業年金 -
低金利がもたらした運用難の歴史企業年金と歩む一般勘定の行方
一般勘定 企業年金 特集 -
「イェール大学流投資戦略」に想う
学校法人