創刊から15年目を迎えた弊誌『オル・イン』は、これまで企業年金を取り巻くさまざまなイベントを目撃してきた。
その15年の中で起きた象徴的な出来事や大きな変化にフィーチャーするシリーズ企画の、第3回のテーマは「金利消滅」。
しばしば「主食」「コメ」にも例えられ、年金ポートフォリオにおける中核資産と位置づけられてきた債券が、
いかにして投資妙味を失っていったのか。
金利低下の歴史や代替で登場した戦略の変遷を振り返りつつ、
コロナショックでますます浮上のきっかけが見えなくなった債券投資の課題を整理する。