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オルインVol.70 特集2
「代替」は資産だけにあらず
オルタナティブデータが変える運用手法の未来像
Part2 データベンダー事例集②

2024年2月14日

データベンダーはどのようにしてデータを収集し、運用会社へ提供しているのだろうか。テレビのメタデータを扱うエム・データの薄井氏と、その分析を用いて運用会社へのインサイトを提供するhandsの塩谷氏に話を聞いた。

テレビやCMのデータが運用業界にも導入され
専門家の協働によって新たな活用法が生まれる

――まずは薄井さんから、エム・データの会社概要について教えてください。

薄井 当社はテレビ番組やCMの放送内容のすべてをテキスト化した「TVメタデータ」の収集・提供をメインの事業としています。

[caption id="attachment_13701" align="alignnone" width="273"] エム・データ
代表取締役社長
薄井 司 氏[/caption]

創業は2006年ですが、その前身となる会社でテレビの映像を録画し、テレビに映った商品や企業、人物、話題などの映像にタグを付けて広告会社やスポンサー企業に提供する業務を行っていました。このタグ付けされたテキストデータが膨大に蓄積されていく中で、これを別のビジネスにも生かせるだろうという発想から、当社が設立されました。

当初、TVメタデータは主にテレビ局の視聴動向分析に使用されていましたが、そこからCMの効果を分析したいスポンサー企業や広告代理店、調査会社などへと活用例が拡がっていき、運用業界に対しても当社の情報を提供するようになりました。

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