企業年金の運用担当者にこれまでの歩みを振り返っていただき、どんな仕事に取り組んでこられたか、仕事をする上で大切にしている言葉などを語ってもらった。
「2010年に企業年金基金に配属されて以来、13年にわたり年金運用に携わってきました。前任者との引き継ぎを終えた2012年から運用責任者として、チャイナショックやコロナ禍などさまざまな相場環境を経験しましたが、マイナスリターンになった年度は2回だけで、いずれもマイナス1%未満にとどめられたのは幸いでした。2008年の世界金融危機を契機に、より保守的な運用を心がけるようになったのが奏功しているのだと思います」