前回は債券の前編として、キャリーやキャピタルゲインといった債券の収益特性やポートフォリオにおける債券の役割、そして逆風下にあるヘッジ外債について説明しました。後編では、パッシブ運用とアクティブ運用、さらにはルールベースの債券スマートβ戦略について解説したいと思います。なお、債券のパッシブ運用とアクティブ運用の考え方については第3回「パッシブ運用とアクティブ運用」を再度ご参照下さい。
1 .債券のパッシブ運用
B氏:パッシブ運用は第3回でも説明したように、運用目標とされるベンチマークに追随する運用成果を目指す運用手法です。前回の復習を兼ねてパッシブ運用のメリットをお話しすると、アクティブ運用と比較して、投資戦略の立案やその戦略に基づく投資対象の選定などが不要であり、機械的に運用できる分、売買コストや信託報酬などが安くなるという点です。
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