アライアンス・バーンスタイン主催による新年迎福セミナーが2月17日に開催された。同社の阪口和子社長による開会挨拶に続き、第一部では「2025年の世界の展望」と題したアライアンス・バーンスタインでグローバル投資部門責任者を務めるクリストファー・ホグビン氏の講演があり、続く第二部ではBNPパリバ証券でグローバルマーケット統括本部副会長の中空麻奈氏より「2025年の金融市場をクレジットから見る」と題する講演があった。トランプ2.0による追加関税や移民政策に関する矢継ぎ早の大統領令による市場への影響や、欧州の政治不安や景気後退懸念に注目の集まる中で、第一部、第二部共に参加者の関心は極めて高かったようだ。
最後の第三部ではアライアンス・バーンスタインで日本バリュー株式運用ポートフォリオ・マネジャーを務める陶志遠氏より「ガバナンス改革がもたらす投資機会」と題して、「日本ROEガバナンス株式運用戦略」についての説明があった。
今回のセミナーは企業年金の代議員会が集中する2月中旬での開催ではあったが、いずれもテーマが時宜を得たものであり、企業年金関係者を主体に約45名が参加、満席に近い状態でセミナーに対する関心の高さをうかがわせた。