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連載 小倉邦彦の資産運用時事コラム
第3回 米国不動産市場の調整はいつまで続くのか?

2023年5月31日
小倉 邦彦 /  『オルイン』シニアフェロー
元 三井物産連合企業年金基金 シニアアドバイザー

今回のコラムは昨年より調整が続く「米国不動産市場」を取り上げ、市場関係者へのヒアリングを踏まえた今後の見通しや年金資産運用に与える影響等について解説したい。


FRBの利上げとリセッション懸念で
米国不動産市場は大きく調整

年金基金などの機関投資家のポートフォリオ運用において不動産はプライベートアセット(以下PA)投資の中でも主要な資産クラスであり、これまでインカム主体に運用収益に大きく貢献してきた。国内の私募REITはリーマンショック後の導入時から現在に至るまで、きわめて堅調かつ安定したリターンを実現してきた。一方、グローバル不動産の主軸となる米国不動産は、FRBが粘着性のあるインフレに対応するため20223月から急速な利上げを行ったことで長期金利が上昇(リスクフリーレートの上昇でキャップレート*が上昇)、さらには急速な利上げの影響によるリセッション懸念もあり2022年から資産価格が大きく調整している。

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小倉 邦彦

 『オルイン』シニアフェロー
元 三井物産連合企業年金基金 シニアアドバイザー

1980年三井物産株式会社入社。本社、広島支店、ドイツ(デュッセルドルフ)等にて経理、財務業務を担当後、1998年~2006年 本店プロジェクト金融部室長。
2006年~2009年 米国三井物産ニューヨーク本店財務課 GM。
2009年~2011年 本店財務部企画室 室長。
2011年~2013年 三井物産フィナンシャルサービス株式会社 代表取締役社長。
2013年~2017年 三井物産都市開発株式会社CFO。
2017年5月~2022年6月 三井物産連合企業年金基金 常務理事兼運用執行理事。
2022年7月~2023年3月 同基金シニアアドバイザー。

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