【フランクリン・テンプルトン】債券セクター・ビュー:潮目の変化 – 中央銀行の利下げによる新たな時代の幕開け
2024年12月11日
フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社
本レポートでは、マクロ経済テーマに触れつつ、今後6~12か月の債券別のセクターの見通し(強気/中立/弱気)をご紹介しております。「債券市場の各種セクター(国債、社債、証券化など)の主要なポイントと見通しを一度に押さえたい」という方に役立つ内容になっていますので、ぜひご覧ください。
エグゼクティブサマリー
- 債券市場には注意を払うべき点が多くあります。最近の動向としては、米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことや、欧州中央銀行(ECB)が10月に25ベーシス・ポイント(bps)の利下げを行い、6月以降、合計75bpsの利下げを行ったことに続いて、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月に25bpsの利下げを行い、金融緩和を継続したことが挙げられます。ディスインフレ傾向が続いていることが、欧米において将来の利下げへの道を開いています。市場は新たな経済指標が発表されるたびに変動しており、このことが米国国債利回りに大きなボラティリティをもたらしています。
- ほとんどのセクターのスプレッドがここ20年近くで最もタイトな水準で推移しているため、債券セクターに対しては引き続き慎重なスタンスで臨む必要があります。そのため、我々は高格付けで償還期限の短い資産を依然として選好しています。これらの資産は利回りが魅力的であるため、スプレッド拡大時の影響を抑制することが期待できます。
最新のマーケット情報は弊社ホームページでもご覧いただけます。
最新マーケット情報はこちら
ピックアップ
よく見られている記事ランキング
-
2025年市場を読み解く:米雇用統計とドル高の背景、トランプ2.0が世界経済に与える影響
Web限定 寄稿 市場見通し -
金利上昇で株価はどうなる?トランプ2.0が市場を揺るがす!実質賃金と日銀の動きも徹底解説
Web限定 寄稿 市場見通し -
野村年金ニュース解説 企業年金の運用状況(2024年度4月~12月)
Web限定 企業年金 -
投資家必見! 2025年マーケット展望
2025年は勝ち組・負け組が鮮明に…プロに聞く「投資妙味」のあるセクター、銘柄選別の視点とはWeb限定 市場見通し -
オルタナティブ投資 発展の歴史 第5回 最近のオルタナティブ投資事情(前編)
Web限定 オルタナティブ 寄稿 -
連載 小倉邦彦のセミナーレポート 第12回 PGIMジャパン・セミナー 2025年の世界経済・債券・不動産市場の展望(後編)
Web限定 セミナーレポート -
投資家必見! 2025年マーケット展望
2025年はトランプ氏の“胸先三寸”次第。日本株市場で投資家はどう立ち向かうべきか
ニッセイ基礎研究所・井出真吾氏に聞くWeb限定 市場見通し -
連載 小倉邦彦のセミナーレポート 第12回 PGIMジャパン・セミナー 2025年の世界経済・債券・不動産市場の展望(前編)
Web限定 セミナーレポート -
投資家必見! 2025年マーケット展望
「トランプ復権」の2025年、世界経済とマーケットはどうなる? 最適な投資判断のために“いち早く”押さえておきたい「基本シナリオ」とは?Web限定 市場見通し -
「Tokyo Asset Management Forum2022 Autumn」
開催レポート
運用会社の多様化でアセットオーナーの運用高度化を後押しするWeb限定 セミナーレポート