メニュー
閉じる

金融庁のバージョンアップ宣言に見る‟攻め”と‟守り”のレトリック

2026年8月26日
川辺 和将 /  金融ジャーナリスト

金融庁は8月、新たなスローガン「金融の信頼を守り、明日への挑戦を拓く。」を公表し、「攻め」と「守り」の両面で金融行政を次のステップに進める姿勢を打ち出した。一見すると当たり障りのない標語のようだが、同月の大規模組織改編に合わせ、金融庁発足の歴史的経緯ゆえに守り側に偏っていた重心を、攻め側に向けてスライドさせる意図が読み取れる。

ここから先は会員登録が必要です。

会員登録をされている方

川辺 和将

 金融ジャーナリスト

毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化研究室)修了。