法改正により私学のみならず国立大学も柔軟な資産運用が可能になるなど、ここ数年で国内大学の資産運用に関心が高まっている。そこで本セミナーでは、東京大学で執行役(CIO)の福島毅氏を迎え、運用の考え方やポートフォリオの詳細な中身についてオルインシニアフェローの小倉邦彦が聞いた。
※当記事は3月14日に開催した「オルイン 機関投資家フォーラム~転換点を迎えたグローバル市場にどう対応するか」の採録記事です。また、オルイン本誌でも、大学の資産運用を担うキーパーソンに運用の方針や展望を聞くシリーズ企画「資産運用に挑む国内大学」を連載中ですので、そちらもご覧ください。
運用の概要
小倉 東京大学は運用の大幅な見直しで注目を集めました。見直しに至った背景ついて教えていただけますか。