目次
前 編
はじめに
仮想座談会出席者一覧
リバランスはルール通り?
為替リスクの管理や高止まりするヘッジコストへの対応は?
円債回帰志向は徐々に強まるが、でも今じゃない?
生保一般勘定は保証利率見直しで魅力度もUP
株式:スタイルは分散? 外株のアクティブファンドはM7の余波を受け低迷
縮小が続くマルチアセット 反転はいつ?
ヘッジファンドは再評価の動きも、人気のマルチマネジャ―型はコスト増の懸念
後 編 プライベートアセット編
国内不動産は安定収益を期待、海外不動産は市況の底入れを待つ
安定したインカムでインフラは人気上昇
プライベートデットではダイレクトレンディング以外にも分散を図る動き
プライベートエクイティはセカンダリーに人気集中?
NAVファイナンス、DBでも認知度高まるが。。。
小規模DBにおけるPA投資で定番となったオルタナマルチ
本日のまとめ
はじめに
2023年度は株式が内外共に4割を超える上昇となり確定給付企業年金(以下DB)のパフォーマンスは平均して9~10%と極めて好調であった。ドル円が年度を通じて13.72%の円安となったことも外貨建て資産の収益増大に大きく貢献した。一方で、円債はNomura-BPIが▲2.20%、ヘッジ外債もFTSE世界国債(円ヘッジ)が▲3.39%と引き続き低迷するも、2023年度は株式の大きなリターンがそれらを吸収してくれたと言える。10%近い年度のリターンで積立比率の改善が進んだことで、昨年秋ごろまでは高止まるヘッジコストへの対応やその影響で収益の低迷するヘッジ外債に関して、頭を悩ませ対応策を模索していたDB関係者もやや緊張感がほぐれ、当面対応策については様子見とするDBも多いと聞いている。
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