機関投資家には多様なプレーヤーが存在するが、その一角としてグローバルに地位を確立しているのが大学基金だ。日本においても大学間の国際競争の激化とともに財政基盤の強化が求められる中、法改正により私学のみならず国立大学も柔軟な資産運用が可能になるなど、ここ数年で国内大学の資産運用に関心が高まっている。そこで当企画では、機関投資家として大学の資産運用を担うキーパーソンに話を聞き、現在の運用方針や今後の展望などを紹介する。
第1回にフィーチャーするのは、期待リターンの引き上げに伴う運用の抜本改革を推し進める東京大学。高リターンの実現を見据えて導入した新たなポートフォリオの考え方や、オルタナティブ資産を活用した機動的な運用戦略、そして大学基金が直面している課題について、元ブラックロック・ジャパン取締役CIOで現在は東京大学初の執行役(CIO)を務める福島毅氏に話を聞いた。※当記事は2024年9月30日発行のオルインVol.73の転載です。