10月18日(金)にJPモルガン・アセット・マネジメント主催によるセミナー「2022年度企業年金運用動向調査説明会」が同社東京オフィスにて開催された。同社の企業年金運用動向調査は営業担当者が直接企業年金を訪問、対面でのヒアリング調査を実施しているので、その正確性・信頼性は従前より高い評価を得ている。筆者も現役時代には毎年同社のヒアリング調査を受け、その説明会にも欠かさず出席していた。質問項目も多岐にわたっており、今回も資産配分のトレンドの変化や昨今の年金運用が抱える課題がクリアに理解できる内容であったと思う。
セミナーでは冒頭に同社機関投資家営業部エグゼクティブ・ディレクターの小材浩介氏より開会の挨拶があり、同調査は今年で15回目になったとの紹介があった。
続いて調査結果の発表がエクイティ・マルチアセット投資戦略室長國京彬氏の説明で行われた。資産配分の変化、年金基金の考える今後の資産配分の方向性は、年金の運用責任者にも極めて有益であると考えられるので、概要をレポートしたい。