コロナ禍にともなう緩和的な金融政策も終わりを迎え、各国政府・中央銀行は経済回復と急激なインフレを背景に利上げに動き始めた。そうした中にあって金融緩和を堅持する日銀の姿勢は現在の円安の一因にもなっているが、国内機関投資家にとって一層気がかりなのは、今や海外資産への投資に欠かせない「為替ヘッジコスト」の上昇だろう。当コーナーではニッセイ基礎研究所の福本勇樹氏に、為替ヘッジコストの仕組みと国内投資家の運用に与える影響を整理していただいた。
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