【プレキン】最新オルタナティブ投資動向を発表:プライベートエクイティ苦戦、投資家の関心は他のアセットクラスへ
“Home of Alternatives” をコンセプトに、オルタナティブ投資に特化したデータ、ツール、インサイトを提供するPreqin合同会社(本社イギリス、以下プレキン)は、2023年版の「Preqin グローバルレポート」シリーズ計7冊と、「オルタナティブ投資動向2023」を公開しましたので、お知らせいたします。
無料ダウンロード:https://go.preqin.com/jp/alternatives-in-2023-download
プレキンのグローバルレポートは、世界中のオルタナティブ投資動向に関する最も包括的で詳細な年次レビューです。
プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、プライベートデット、ヘッジファンド、不動産、インフラおよび天然資源の7つのアセットクラスについて、各アセットクラスの最新動向や見通しをお届けしています。
「オルタナティブ投資動向 2023年」は、各グローバルレポートからのハイライトを切り出し、日本語でまとめたサマリーレポートです。無料で公開しておりますので、ぜひご覧ください。
- 経済の不確実性や地政学的リスクが高まっているなか、オルタナティブ業界は底堅さを維持
デノミネーター・エフェクト(分母効果)により投資家の新規投資意欲が減退し、ファンドマネージャーにとって厳しい資金調達環境となっていますが、オルタナティブアセットのAUM(運用資産残高)は拡大を続けています。
プレキンは、今後AUMは年平均9.3%で成長し、2021年末時点の13兆7,000億米ドルから2027年には23兆3,000億米ドルに増加すると予測しています。
2022年は、インフレ、金利上昇、ロシアのウクライナ侵攻により、マクロ経済環境が不安定となりました。
とはいえ、すべてのプライベートキャピタルのアセットクラスが同じように影響を受けたわけではありません。
プライベートエクイティとベンチャーキャピタルについては、2021年の景気刺激策による過熱相場が一転し、バリュエーション、資金調達、ディール活動が大幅に低下しました。
今後、プライベートエクイティのパフォーマンスは金利上昇の影響を受け、レバレッジドバイアウトのパフォーマンスに直接影響するとみられます。
また、ベンチャーキャピタルは、バリュエーションの低下によりエグジット環境が悪化し、短期的にはリターンが圧迫される見込みです。
それでも、5,308億米ドルにのぼるドライパウダー(2022年9月時点)を投入する機会はまだ存在するとみられます。
- 投資家の関心はリアルアセット(実物資産)やプライベートデットへ
投資家の警戒心が高まるなか、プレキンのアナリストは、投資選好がプライベートエクイティやベンチャーキャピタルなど比較的リスクの高いアセットから、比較的安全だと考えられるリアルアセット(実物資産)やプライベートデットへシフトすると見ています。
このため、プライベートデットのAUMは2027年末まで年平均10.8%で増加すると試算しています。
同時に、コモディティ価格とエネルギー価格の上昇により、天然資源とインフラのファンドマネージャーは投資家に堅実なリターンをもたらすと予想しています。
ただし、こうしたアセットクラスも、金利上昇に伴う借り入れコストの上昇からは免れません。
本レポートでは、こうしたオルタナティブアセットの今後の展望について考察しています。
今すぐ無料レポートを下記よりご覧ください。
▼ダウンロードはこちら
https://go.preqin.com/jp/alternatives-in-2023-download
- ■ウェビナー開催のお知らせ
グローバルレポート・オルタナティブ投資動向2023年をもとに、オルタナティブ投資動向と見通しを解説するウェビナーを開催します。
当日参加が難しい場合でも、後日資料と録画をお送りいたしますので、お気軽にご登録ください。
言語:英語
通訳:日本語・韓国語・中国語
配信システム:ZOOM
費用:無料
日時:2023年2月9日(木)
2月9日(木)10時開始 ヘッジファンド編
2月9日(木)12時開始 プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、プライベートデット編
2月9日(木)14時開始 リアルアセット編
ウェビナーは、どなたでも無料でご参加いただけます。
お申込みいただいた方には、レコーディングと資料を後日お送りいたしますので、お気軽にお申込みください。
ピックアップ
よく見られている記事ランキング
-
日証協の全国調査を読み解く! 金融経済教育の課題が浮き彫りに
Web限定 企業年金 資産運用立国 金融庁 金融経済教育 -
連載 小倉邦彦のセミナーレポート 第11回 上田八木証券セミナー 転換期を迎えた金融政策と米ダイレクトレンディング投資の今後(後編)
Web限定 セミナーレポート -
連載 小倉邦彦のセミナーレポート 第11回 上田八木証券セミナー 転換期を迎えた金融政策と米ダイレクトレンディング投資の今後(前編)
Web限定 セミナーレポート -
連載 小倉邦彦の資産運用時事コラム 第19回 IMFが注視する「拡大するプライベートクレジットとそのリスク」(後編)
Web限定 寄稿 資産運用時事コラム -
連載 小倉邦彦の資産運用時事コラム 第19回 IMFが注視する「拡大するプライベートクレジットとそのリスク」(前編)
Web限定 寄稿 資産運用時事コラム -
野村年金ニュース解説 企業年金の運用状況(2024年度上半期)
Web限定 企業年金 -
連載 小倉邦彦のセミナーレポート 第10回 大和ファンド・コンサルティング セミナー(前編)
Web限定 セミナーレポート -
連載 小倉邦彦の資産運用時事コラム第9回 フォローの風に乗るプライベートデットの最新動向を探る後編:ダイレクトレンディングに関する井戸端会議 ~ 最新動向を議論する
Web限定 寄稿 資産運用時事コラム -
注目を集める不動産新セクター、トリプルネットリース
Web限定 不動産 企業年金 金融法人 -
地域金融機関から注目集める新ソリューション「OCIO」とは何か?
Web限定 金融法人