連載 小倉邦彦の資産運用時事コラム 第27回OCIOの最前線を探る〜コンサルティング会社編Part.2 ラッセル 金武エグゼクティブコンサルタントに聞く
2025年6月6日
アセットオーナー・プリンシプル(AOP)は原則2で「知見の補充・充実のために必要な場合には、外部知見の活用や外部委託を検討すべきである」と規定し、さらに補充原則2-2ではアセットオーナーの知見の補充・充実のための外部組織活用の一例としてOCIO(Outsourced Chief Investment Officer)を挙げたことで、OCIOに対する確定給付企業年金(DB)の関心が急速に高まっている。
本コラムでは日本でOCIOのプロバイダー業務を推進しているコンサルティング会社3社に、各社の体制やこれまでの実績とともに、今後のDBあるいは学校法人等アセットオーナーへの拡大可能性やそれに伴う諸課題を伺っていく。
Part.1では学校法人からの受託にも力を入れている野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングのフィデューシャリー・マネジメント部兼CIOマネジメント部 シニアコンサルタントの古林大輔氏からお話を伺った。
Part.2では主としてDBに対するOCIOに力を入れているラッセル・インベストメントの執行役員でエグゼクティブコンサルタント トータル・ポートフォリオ・ソリューション本部長 金武伸治氏からお話を伺った。