「失われた30年」でも光った日本市場の強靭性 さらなる飛躍のカギは「エンゲージメント投資」
アライアンス・バーンスタイン 阪口和子社長インタビュー 前編
2025年11月4日
日本が「資産運用立国」を達成するためには何が必要なのか。各分野のキーパーソンに聞く「エンリッチ・ジャパン」。今回は、世界有数の資産運用会社でありながら日本株式のポテンシャルに着目した新たな運用戦略を展開している、アライアンス・バーンスタイン(AB)の阪口和子社長へのロングインタビュー(前後編)。
前編では、ここ10年ほどで起きた国内の資本市場の大きな変化と、それに対する海外投資家の評価、これから日本企業に求められることなどについて、語ってもらった。

アライアンス・バーンスタイン株式会社 代表取締役社長 阪口 和子 氏
さかぐち・かずこ/1990年オリックス入社。チューリッヒ・スカダー・インベストメンツ、シュローダー・インベストメント・マネジメント、ラザード・ジャパン・アセット・マネジメント、HSBC投信、ステート・ストリート信託銀行を経て、2018年12月より現職。2020年6月より一般社団法人日本投資顧問業協会理事。2024年1月より一般社団法人東京国際金融機構理事。2025年8月より公益社団法人日本証券アナリスト協会理事。