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DCは本当に「儲からないビジネス」なのか? 業界活性化の糸口はカネではなく「情報」に?

2025年8月8日
川辺 和将 /  金融ジャーナリスト

金融庁が公表した「資産運用サービスの高度化に向けたプログレスレポート2025」。前身の「資産運用業高度化プログレスレポート」(旧レポート)の最終版が主に投資信託などリテールの分野と、確定給付年金(DB)などアセットオーナーにフォーカスしていたのに対し、今回は確定拠出年金(DC)の業界構造の分析とその課題にも踏み込んでいます。DCはどうして業界関係者から「儲からないビジネス」と言われるのか。当局は業界構造が抱える問題のどこに切り込み、どの部分に「あえて切り込まなかった」のか、新レポートを読み解きます。

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川辺 和将

 金融ジャーナリスト

毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化研究室)修了。