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GPIF「5年連続プラス収益」の一方で…業務概況書の気になるポイント3選

2025年7月18日
川辺 和将 /  金融ジャーナリスト

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が公表した2024年度の業務概況書。年度末にかけて外株下落の影響を被りながらも、5年連続でプラス収益を達成した点に注目が集まりました。国内外の債券・株式に均等に配分する基本ポートフォリオについても当面維持するとあって一見すると目新しい動きはない――とは、言い切れないようです。理事長の記者会見での発言内容と合わせ、筆者が気になった3つのポイントを紹介します。

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川辺 和将

 金融ジャーナリスト

毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化研究室)修了。