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オルインVol.70 特集2
「代替」は資産だけにあらず
オルタナティブデータが変える運用手法の未来像
Part1 オルタナティブデータ概説

2024年2月9日

オルタナティブ資産は今や投資家の間で確固たる地位を確立し、もはや伝統資産とは変わりないほどに存在感を放っている。その一方で、資産クラス以外の観点からも、経済指標や財務諸表以外の情報源「オルタナティブデータ」を使って投資判断を行う事例が見られるようになってきた。

もっとも、一口に「オルタナティブデータの活用」と言っても対象となるデータは豊富で、それを運用で扱うまでのプロセスではさまざまなプレイヤーが活躍しているため、データ市場や業界構造の整理が必要だろう。そこで、データの活用に明るい識者やデータベンダー、そして実際に運用を行う運用会社など、一般社団法人オルタナティブデータ推進協議会に所属する各社に話を聞き、活用の現状とその可能性について探る。


運用業界において、にわかに注目される存在となったオルタナティブデータ。一般的なマクロ統計情報や企業の財務情報とはどんな違いがあり、どのような活用可能性があるのか。日銀の企画局、調査統計局出身で、多様なオルタナティブデータを扱い機関投資家や公官庁などにも分析サービスを提供するナウキャストの代表取締役CEO 辻中仁士氏に話を聞いた。

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