クレジット四半期アウトルック:Halo, あなたが探し求めている答え?
2026年4月2日
ロベコ・ジャパン株式会社

<要点>
- 湾岸戦争とAIによるディスラプションが、クレジット市場の景色を大きく変えつつある
- プライベート・クレジットおよびBDCは、AIの影響を受けやすいソフトウェア関連ポートフォリオを背景に、深刻なストレスに直面
- HALO(Hard Assets, Low Obsolescence):ハードアセットで陳腐化リスクの低い領域に退避することを推奨
ライオネル・リッチーがかつて歌った “is it me you’re looking for?” という言葉になぞらえれば、今日のクレジット市場で探し求めるべき答えは、ますますHALO(Hard Assets, Low Obsolescence)であると言えます。HALO企業とは、パイプライン、送電網、有料道路、鉱山資産など、物理的インフラに根ざした企業を指します。
これらの企業の価値は、実在し、模倣が困難な資産に支えられており、その収益モデルは人工知能による破壊的な影響を受けにくい構造となっています。AIが一部の企業には生産性向上をもたらす一方で、他の企業のビジネスモデルを破壊しつつある状況において、HALO企業は退避先としての役割を果たします。
2026年第1四半期は、通常では考えにくい複数のショックが重なって発生しました。湾岸戦争の勃発とホルムズ海峡がほぼ閉鎖されたことで、世界の原油・LNG供給の15~20%が失われ、インフレが再加速するリスクを生むとともに、アジアと欧州の成長に過度な下押し圧力がかかりました。同時に、AI関連投資ブームは依然として高速で進行していますが、そのひずみはプライベート・クレジットでますます鮮明になっています。高度にレバレッジをかけ、AIの影響を受けやすいソフトウェア企業では、ストレスの明確な兆候が表れています。こうした状況にもかかわらず、パブリック・クレジット市場は驚くほど底堅さを維持していますが、果たしてそれが正当化できるのかについては疑問が残ります。
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