【ロベコ】投資における自然への取り組みの評価

投資家は、自然喪失が投資ポートフォリオにシステミック・リスクをもたらす可能性を認識しつつも、投資先企業の自然関連要因を測定するのは困難であり、具体的な対応に苦慮しています。

課題は未解決ではありますが、「自然関連財務情報開示タスクフォース（TNFD）」によるガイダンス公表などによって足下で大きな進展が見られ、自然関連情報の具体化が進みました。こうした進展に基づき、ロベコは、株式や社債投資に自然関連の視点を統合するための実践的なモデル「生物多様性段階別（信号）評価」を開発しました。

本書では、ロベコの生物多様性に対するアプローチと、投資に生物多様性の視点を統合するためにお客様にご提案するツールを紹介します。初めに、自然喪失の現状と世界各国の政策対応について整理します。続いて、投資家の役割について論じます。最後の章では、「生物多様性段階別（信号評価）」モデルとその活用方法についてご説明します。

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