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来週を考える | 2024.09.06

2024年9月9日
アリアンツ・グローバル・インベスターズ株式会社

9月相場の行方

今年も残すところ3分の1を切り、市場は近々行われる米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定だけでなく、早くも来年に目を向けています。なかでも11月5日に控えている米大統領選挙の結果は、2025年の展開を左右する極めて重要なものとなりそうです。

民主党がカマラ・ハリス氏を大統領候補に指名したことで、選挙戦に新たな勢いが生まれ、世論調査の結果にも変化が生じています。しかし、誰が第47代合衆国大統領(略称「POTUS」)になるのかは全く見通せない状況が続いています。また、上院の3分の1と下院の全議席も改選を控えていることから、両院の多数派がどうなるかも不透明です。その結果、不確実性の余地が多く残っています。

そして不確実性は、カレンダー効果につながります。これは、合理的期待と効率的資本市場の理論によれば、起こりえない現象です。しかし、ここ数十年のMSCIワールド・インデックスやDAXといった指数の平均パフォーマンスに基づくと、9月のリターンはマイナスでした。では、市場はこれから「不調な9月相場」に入るのでしょうか。


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