クレジット四半期アウトルック:スプレッドの縮小競争
2024年4月2日
ロベコ・ジャパン株式会社
インフレの低下と景気後退入りの回避見通しを特徴とする、クレジットにとって理想的なシナリオが実現しつつあるようです。クレジット市場ではこのシナリオが全面的に受け入れられ、価格にもおおむね反映されています。それでは、市場参加者のリスク選好度は高い水準に達して、警戒感が薄れるようになったのでしょうか。
ロベコでは、コンセンサス・シナリオが実現する確率が高いことを認識する一方で、状況が変化する中でセンチメントのもろさやリスクの偏在にも留意しています。現在のタイトなスプレッド水準とリスクのポジショニングを踏まえると、失望が生じる余地は十分に存在します。
<要点>
- クレジット市場のバリュエーションは完全に織り込み済みの状態に
- インフレ関連の不確実性が引き続きボラティリティの上昇要因に
- クレジットの需給環境は堅固
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