金融政策分析レポート「セントラル・バンク・ウォッチャー:ピーク後の調整作業」
2023年11月17日
ロベコ・ジャパン株式会社
各国の中央銀行は、長期金利の上昇と金融環境の広範にわたる逼迫に留意しています。最近の ECB政策理事会と米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利据え置きの判断材料として、インフレ圧力緩和の兆しと合わせてこれらの点に言及されました。
金融引き締め効果を持続させるため、中央銀行は過度にハト派的な印象を与えないよう振る舞うと見られますが、米国とユーロ圏では、政策金利はピークに達した可能性が高いようです。FRBが利上げを再開する条件として、金融環境が緩和する中でインフレ圧力が再燃する必要があります。ECBの場合は、経済成長が極めて脆弱であることから、利上げ再開のハードルはさらに高いと見られます。
【要点】
- 米連邦準備制度理事会(FRB):利上げは一服
- 欧州中央銀行(ECB):外部要因による引き締め
- 中国人民銀行:楽観している場合ではない
- 日本銀行:理解不能な古い世界
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