クレジット四半期アウトルック:金利上昇懸念から格下げ懸念へ
2022年12月30日
ロベコ・ジャパン株式会社
2023年1-3月期「クレジット四半期アウトルック:金利上昇懸念から格下げ懸念へ」
ロベコのグローバル・マクロ・チームが 9 月に公表した四半期アウトルック「ツイン・ピークス」の中で説明したように、最終的に景気後退につながる利上げサイクルにおいて、一般に金利はクレジット・スプレッドよりも先にピークに達します。子細に見ると、金利は通常、FRB による最後から2番目の利上げのタイミング近辺でピークに達します。
現在は2つのピークの間に位置すると、ロベコは考えます。インフレ圧力が弱まる中で、金利は低下に転じるようになり、一部の市場ではピークアウトした可能性があります。クレジット・スプレッドについても、10 月半ば以降は大幅にラリーしていますが、企業財務に打撃を与えるような景気後退のシナリオが、市場において想定されるようになると、再び拡大に向かうと見られます。
要点
- 市場の注目はインフレから経済成長にシフトする見通し
- スプレッドはピークに達していない(ユーロのスワップ・スプレッドを除く)
- 銘柄間のばらつき拡大見込みから質の高い銘柄をオーバーウェイト
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お問い合わせ
ロベコ・ジャパン株式会社 営業部
TEL 03-4589-5570
ウェブサイト www.robeco.jp
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