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連載 小倉邦彦のセミナーレポート 
第23回 マニュライフ 2026ジャパン・セミナー
躍動する日本市場:円債と日本株のさらなる可能性

2026年3月26日
小倉 邦彦 /  『オルイン』シニアフェロー
元 三井物産連合企業年金基金 シニアアドバイザー

マニュライフ・インベストメント・マネジメントによるセミナーが3月4日にシャングリ・ラ 東京で開催された。毎年この時期に開催される同社セミナーであるが、今年は米国とイスラエルによる対イラン軍事攻撃が行われた直後の開催となり、セミナーに対する関心も高く、企業年金関係者を主体に90名を超える参加者で会場も満席に近い状態であった。

当日は同社代表取締役社長 山本真一氏による開会挨拶に続き、セッション①ではロールシャッハ・アドバイザリー 代表取締役 政治・経済アナリストのジョセフ・クラフト氏による「日本が直面する地政学のリスクと機会」と題する基調講演が行われた。イラン攻撃の直後であったこともあり、同氏による中東情勢の分析や米政治の行方に関する説明には大勢の参加者が熱心に耳を傾けていた。

セッション②ではクレディ・アグリコル証券チーフエコノミスト 会田卓司氏より「高市政権の経済政策と日本経済再生のマクロ戦略」と題する基調講演が行われた。積極財政と金融緩和維持を主張する同氏は、高市首相が議長を務める日本成長戦略会議の有識者構成員にも選ばれており、こちらも参加者の注目度は高かったようだ。

休憩をはさみ、セッション③では同社 債券運用部 シニア・ポートフォリオ・マネージャー 金丸壮史氏より「金利ある世界の「進行」と円債投資戦略」と題した、国内金利市場や日銀見通し、円債投資戦略に関する説明があった。続いてセッション④では同社 日本株式運用ヘッド エドワード・リッチー氏より「外国人投資家目線で探る日本企業の変化と選別」と題した、インフレの継続や資本市場改革が進み株式市場全体の押し上げと超過収益期待が向上した日本株についての説明があった。最後のセッション⑤では同社 機関投資家営業部 ディレクター 野村聖淳氏が「総括〜円債と日本株の更なる可能性」と題して、円債と日本株セッションのラップアップを行った。本セミナーレポートではセッション③、④、⑤の詳細を以下で紹介したい。

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小倉 邦彦

 『オルイン』シニアフェロー
元 三井物産連合企業年金基金 シニアアドバイザー

1980年三井物産株式会社入社。本社、広島支店、ドイツ(デュッセルドルフ)等にて経理、財務業務を担当後、1998年~2006年 本店プロジェクト金融部室長。
2006年~2009年 米国三井物産ニューヨーク本店財務課 GM。
2009年~2011年 本店財務部企画室 室長。
2011年~2013年 三井物産フィナンシャルサービス株式会社 代表取締役社長。
2013年~2017年 三井物産都市開発株式会社CFO。
2017年5月~2022年6月 三井物産連合企業年金基金 常務理事兼運用執行理事。
2022年7月~2023年3月 同基金シニアアドバイザー。