7月30日に開催された厚生労働省社会保障審議会の第29回資金運用部会で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2024年度と第4期中期目標期間の実績について報告しました。GPIF側は、変動の激しい市場環境下でも運用目標を達成し、安定的な収益を確保したと総括。オルタナティブ投資の拡充など運用の多様化・高度化に注力したことなどを成果として強調しました。委員側からはインパクト投資の拡大方針に関して、被保険者の利益確保との整合性について広く理解を得られるよう、丁寧な情報発信を求める声も上がりました。